あったかくて、人の心に残ることを。 あったかくて、人の心に残ることを。

肩書きはズバリ「戦略室長」!

戦|2017年に小田島工務店に入って、新しく始める事業について話し合ったりする中で、 これからのうちの会社の在り方なんかについても、社長と私の間でも意見のやりとりはするんですが、私も簡単には引き下がらないので、いろいろ父娘の間でもバトルするわけです(笑)。

親子写真

社|そう、社内でも社員たちと意見を出し合い、その中で考え方が違ったりなんだりでたまにバトルするんですけど(笑)。結局社長の一番の役割は何だといったら、いろいろある中で、やっぱり「決定すること」なんですよね。いろんな手段がある中で決定することが私の役割。しかし、決定するためには、みんなで色々意見やアイデアを出さなければ、決定するも何もはじまりません。そこの部分、社内で意見を出し合う環境・関係性の有る無しはとても大きいと思います。

作業場写真

 社長が言っていることに、社員みんなが簡単に「はい」「そうですか」と納得してしまうのではなく、「自分はこう思う!」と発言できる仕事場・環境の在り方が大事だろうと。物事を決定するためにみんなで意見を出し、その中から社長が方向を決定するというその場では意見を出さずに、方向を見間違ったりした時に「やっぱりな、実は自分はあの時違う考えだったんだ」なんて後から言うのは良くないことだし、会社の在り方として健全ではないと思うのです。

大工道具写真

 自分の中に思っていることやアイデアがあれば恐れずまずは口に出して言えばいい。そうして会社内でバトルすることも、良い社会を生むことだと私は思っているんです。だからこそ、私のような歳では浮かばない発想をこれからの世代には期待しています。そうすれば、きっとこの先に会社のまた違った面が見えてくるかもしれませんからね。

会社外観写真

戦|去年の春のことですが、私が役員になるにあたり、肩書きについて社長と話したことがありまして。取締役をつけるにもただ取締役だけというのも印象が固いので、肩書きを『戦略室長』に決めたんです。「目先の仕事や範囲にとらわれず、包括的に、全体を見られる感じでいい!」 という話で二人で盛り上がりました(笑)。
 そうして、実際に『戦略室長』という肩書きで働くようになってからというもの、私の会社に対する関わり方や気持ちが、会社の未来を左右することになると実感できるようになってきたんです。今は俯瞰的に会社を見るように心がけていて、働き方の改善や会社全体のバランスなど、割とそういうことも考えられるようになってきました。 SNS やWebページを充実させる、若い人材を増やし育てる、休日日数を増やすなど、私が思うやるべきことをいろいろと提案して、実行しています。
 そういう次の世代にとって当然であるべきことや、やる気を引き出してあげるような部分を、私が先に立って会社にフィードバックしながら、この小田島工務店という地域の工務店を大事に考えていけたらいいなと思っています。

親子写真
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